死神　〜見えてるもの、みんなが言う事が全てじゃない〜

タロットで死神が出た時に

喜楽のタロット占いをしていて、死神のカードが出る事があります
一瞬ドキッとする人もいれば、そのカードを見ただけで何かを察知する人もいるし
なんならもう怖くなってその後の話しの内容が入っていかない人もいます

確かに死神のカードって見た目も怖いし、イメージもあまりよくないかもしれません
意味としてもまぁまぁ怖い意味が含まれている事もありますが、正位置の場合そのカードの指す意味は強制脱皮の様なものです
古くて硬くなった身体や思考を脱ぎ捨てて新しいものに変わるといった変化と捉えることもできます
なかなか自分では変えられないものを変える為に、そこに痛みや不快感、喪失感などが伴う場合もあります
ですが、それを乗り越えれば囚われから解放された新しい自分が待っているので決して怖いものではありません

また、死神のイメージにしても
多くの人は先の画像の様に大鎌を持った黒装束の骸骨って感じですが、実際はもっと優しい天使の様な存在って言われています
死をイメージする骸骨、冥界をイメージする黒装束、命を刈り取るイメージから大鎌といったセットなのでしょうが、その時まで近くで待っていてくれ、苦しみから解放してくれる存在、案内人、引き取る存在って思ってみるともっと変わってくると思います。

死神のイメージだけじゃない

この世の中の物事はいろんな面を持っています
わかっているつもりでも、いつの間にか一つの面しか見れていない時があります
社会問題にしても、交友関係にしてもあらゆる事に言える事です
そして、人にそう信じ込ませることも簡単な事です
その一面だけを何度も何度も見て、刷り込まれていけば、その一面が全てだと錯覚するようになります
ですが、どんなものにも必ず別の面があります
自分に見えているもの、自分が信じているもの、それだけが真実ではなく、人の数だけ正解があり、人の数だけ間違いがあります
むしろ正解よりも間違いの方が多いものです

あなたが好きな人は世界中全ての人に好かれていますか？
あなたが嫌いな人は世界中全ての人に嫌われていますか？

あなたが信じているものは本当に正しいと言い切れるものでしょうか？
あなたが信じているものは万人にとっても正しい事でしょうか？
なぜあなたはそれを信じようと思ったのでしょうか？

私たちが悪だと思っていた事が正義だったり、正義だと思っていた事が悪だったり
そのどちらも違くて別のところに真実があったり

何も信じてはいけないと言いたいのではなく、それだけこの世は複雑で曖昧なものということ
何を信じても構いませんが、それが全てでは無いという自覚と、そうじゃ無いものを認める余裕があるときっともっと楽に、そしてみんなが幸せに生きれる世界になるんじゃ無いかなって思います^^

みんなが幸せであれますように

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