ストレッチの危険

by asianrelaxwaitea · 公開済み 2018年6月12日 · 更新済み 2023年6月24日

ストレッチは気持ちいい

タイ古式マッサージと言えば指圧だけじゃなく、独自のストレッチも含まれてきます
お客様はこのストレッチと共に感動を味わっている方も多い事かと思います

普段伸ばされない所がよく伸ばされて気持ちいい
自分では伸ばせない所が伸ばされて良かった

なんて言葉はよく聞きます

タイ古式マッサージの人気に火が点いたのもこのストレッチが一役かっていると思います
まだタイ古式マッサージが広まる前はストレッチを行っている所も少なく
タイ古式マッサージの認知度が上がるにつれてストレッチを取り入れるサロンも増えてきたのがその証拠と言えるでしょう

お客様はストレッチされたい
ストレッチは気持ちいい
特に効いてる気がする

セラピストの中にもそういった認識が広がってきていると思います

ストレッチは効く半面危険もある

しかし、ストレッチには危険な面もあります

確かにストレッチは縮こまった筋肉を引き伸ばすのにはとても効果的な様に感じます
ですが、縮こまった筋肉が何故縮こまっているのかを理解してから行わないと
かえって悪影響を与える可能性もあります
筋肉が硬い　＝　縮こまっている　という発想もNGです

筋肉の緊張には主に３種類あります

・短縮性筋収縮(優位)
一般的な重い物を持ち上げる時に起こるような収縮

・等尺性筋収縮(拮抗)
筋収縮をさせずに筋力を維持している状態
重い物を持って、少し曲げてその場でキープするなど、動きはないけれど筋力を使っている状態

・伸張性筋収縮(抵抗)
筋肉が力に抵抗している状態

例えば伸張性筋収縮の場合（）で抵抗と書きましたが、これは行き過ぎを防ぐ為の働きもあります
骨格が異常な方向へ傾こう、歪もうとするのに対して、こらえている状態とも言えます
このこらえている状態の筋肉、引っ張られて緊張している筋肉に硬いからといって更にストレッチを加えれば危険だという事は想像できるかと思います
筋そのものにダメージを加えるかもしれませんし、歪みを助長する恐れもあります

ストレッチを扱う時は十分に注意してから扱いましょう